September 01, 2008

沖縄の海を彩るサンゴ礁復活のための闘いに挑み続ける

 TBS「夢の扉」で「サンゴ礁復活」にかける研究者の話が紹介されていたのでメモ(^^)
■TBS「夢の扉〜NEXT DOOR〜」/沖縄の海を彩るサンゴ礁復活のための闘いに挑み続ける
■エコピープル35|岡本峰雄さん:今回の「夢の扉」で紹介されたものとほぼ同じ内容が読める記事。
■KYOCERA近未来story 中川翔子のGサイエンス 東京海洋大学社会連携推進共同研究センター岡本峰雄研究室
■岡本 峰雄 | 東京海洋大学海洋科学部 研究者総覧データベース
 今日、テレビを見ていて一つ勉強になったのがサンゴの「白化現象」について。
 これまでは「白化」したサンゴは即死ぬものだと思っていたのですが、実際は「白化」はサンゴの内部に住んでいる褐虫藻という単細胞藻類が水温の上昇などによってサンゴから離脱していく現象だそうで、褐虫藻が出て行っただけではサンゴは死なないとということです。褐虫藻がサンゴから外に出て行く温度は28℃だそうで、その後水温が下がればまた元に戻ることもあるというのがまず1点。これ、実は今回見た「夢の扉」の直前にやっていた「THE世界遺産」の「グレートバリアリーフ」の回で紹介されていた話です。グレートバリアリーフでは1998年と2002年に水温上昇によるサンゴの白化現象が発生したそうですが、現在は回復しているとのこと。
 しかしその後別の危機がグレートバリアリーフのサンゴを襲います。「ホワイトシンドローム」というその危機は一種の病気だそうで、白化とは別の機構でサンゴが白くなり、死んでしまうそうです。
■グレート・バリア・リーフ|THE世界遺産
■褐虫藻 - Wikipedia

 閑話休題。サンゴ礁復活を目指す東京海洋大学の岡本先生の挑戦の舞台は沖縄−石垣島と西表島の間の南北約15キロメートル、東西約20キロメートルほどのサンゴ礁海域「石西礁湖」です(ちなみに上記のグレートバリアリーフは総延長2000kmもあります)。
 ここの海域は美しいサンゴに満ちた海だったのですが、最近海水温の上昇に伴ってサンゴが死滅した「死の海」が広がってしまいました。(海水温が30℃を越える日が10日続くと、もうサンゴは死んでしまうというお話です。)海底では死んで色彩を失ったサンゴの残骸が折り重なる、悲しい風景が一面に。ここまで生気を失った海にサンゴを取り戻すことは出来るのかなぁ、と心配になります。

 岡本先生のサンゴ礁復活作戦の戦略は「サンゴの養殖」−サンゴの幼生をある程度大きくなるまで育ててから、それを目的の海に移して生育させる、というものでした。そのサンゴのゆりかごとなるのが陶器でできた「着床具」(卵が付着して成長をは始める)、そして成長したサンゴの住みかとなるのが鉄鋼生産の副産物であるスラグ(炭酸カルシウム主体)で作られた「マリンブロック」(大きな波が来ても壊れず、成長したサンゴを守ってくれる)。これらを使ってサンゴを外的な環境の変動から守りながら増やしていく作業は、時間と手間と根気を要する大変なものだったようですが、この2年ほどの間に少しずつ明るい見通しも立つようになってきたそうです。
 そして岡本先生、最近ではマレーシアからもサンゴ礁復活のために声がかかるようになっていました。
 まだいろいろとやるべきことは多いようですが、環境の悪化を報じるニュースが多い中、見ていて少し元気の出る内容でした。
 これからもがんばって欲しいです(^-^)/

Posted by roku at 12:26 AM | from category: topics TV/芸能娯楽/舞台等
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